~美肌に導くQ&A~【やってる“つもり”が危ない! 正しく知る、 紫外線対策】
Vol.33 やってる“つもり”が危ない! 正しく知る、 紫外線対策
紫外線/紫外線対策/日焼け/日焼け止め
Q1 紫外線を浴びると焼けるのはなぜですか?
日焼けは体の防御反応です
紫外線が皮膚に当たると、細胞の中にあるDNAがダメージを受けます。ダメージが蓄積すると将来皮膚がんになる可能性があります。それを防ぐためにメラニン色素が作られ、メラニンは黒い性質をもつため紫外線を吸収して表皮細胞のDNAを守ります。さらに、作られたメラニンは細胞核の上に集まり「メラニンキャップ(核上キャップ)」を形成して、DNAに直接紫外線が当たるのを物理的に防ぎます。これは、私たちが頭を守るためにヘルメットをかぶるのと同じですね。これが肌が黒くなる理由で、私たちの体に備わった防御反応です。
Q2 日焼け止めの選び方を教えてください
“SPFとPAの役割”を理解して選びましょう
日焼け止めに書かれている「SPF」はUV-Bに対する防止効果を示します。UV-Bは主に肌表面で炎症を起こし、赤みや水ぶくれ、いわゆる日焼けや将来的な皮膚がんの原因になります。SPF20は、日焼けまでに耐えられる紫外線量が約20倍になる目安です。一方、「PA」はUV-Aに対する防止力を示します。UV-Aは真皮まで届いてコラーゲンを壊し、しわ・たるみ・シミなどの光老化を進め、ガラスも通過するため室内でも対策が必要です。日焼け止めは、日常生活ではSPF20〜30・PA++、屋外活動ではSPF50・PA+++以上を目安に、季節や場面に応じて使い分けましょう。もちろん帽子、日傘、衣類、サングラスなどで物理的に紫外線を遮断することも大切ですよ。

Q3 目からの紫外線も日焼けの原因になるって本当ですか?
本当です。目に紫外線が入ると全身の日焼けに繋がります
目から紫外線が入ると「細胞の核を守るため、メラニンをたくさん作れ」という指令が脳からでます。その結果、日の当たっていない部位も含めてメラニンが増えます。サングラスは、目を守るだけでなく、日焼け対策としても有効です。サングラスを選ぶ際は、「UV400」と表記されたものがおすすめです。これは波長400nm以下の紫外線を99%以上カットできるといわれています。地面からの照り返しもあるので、可能であればゴーグルタイプなど、目の周囲までカバーできるものが望ましいですね。
Q4 衣類でも紫外線対策はした方がいいのでしょうか?
日焼け止めにプラスしてUPF50+を選ぶのがおすすめ
衣服の紫外線対策の指標は、「UPF(紫外線保護係数)」です。これは、紫外線の透過率を示す数値です。例えばUPFが50の衣類・アームカバー・フェイスマスクを着用した場合、素肌に直接紫外線が当たる場合の1/50の影響で済みます。長時間外にいる場合は、できるだけ数値の高いものを選ぶと安心です。ただし、濡れたり洗濯を重ねて生地が伸びたり薄くなったりするとUPFの機能は低下し、機能を十分に発揮できませんので注意が必要です。
\SAORI先生のワンポイントアドバイス/
室内でも油断禁物!UV-Aは窓ガラスを透過します
UV-Aは窓ガラスを透過するため、室内にいても影響を受けています。特に車の中は要注意。長年運転中に紫外線を浴び続けることによって、顔の片側にだけシミやしわが目立つ…といったケースもあります。窓際で過ごす時間が長い方は、UVカットフィルムやカーテンの活用などの対策を。
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